2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「僕が見ている世界の話をしようと思う」リアリストの友人がスピな感じで切り出した。私はお菓子をもぐもぐしながら次の言葉を待つ。「誰かの話を聴いたりすると、頭の中で映像で再現するんだよ」もう一人の友人も黙ってコーヒーを飲む。 その友人は凝り性で…
いつも突然だった。幼稚園の時は気づけば体操教室に通っていた。小学校にあがるとピアノと水泳を習っていた。どれもやりたいと言った記憶が無い。 父親は、サッカー部だった。小学3年生になると、サッカークラブに入団できる。水泳かサッカーの2択を迫られた…
私が眠れないときに数える羊は、数えるタイミングで牧場の柵をジャンプして隣の牧場へ移動する。すべての羊が白く、ツノがある成人である。目を閉じてから数えていたら二千匹にはなっているであろう時間に、目を開けた。横では、羊飼いが静かに寝息を立てて…
ピーマンが美味しい。生ビールが身体に沁みる。他人の成長に感動する。 サウナでととのう。私は未だに理解できていない。銭湯で理解できるのは、男の身体のよさだけである。 幼少期から、自然とソレを目で追っていた。プールの着替え中。銭湯。芸人が脱ぐバ…
子供の頃、友人から貰うお土産で一番困ったのは、キーホルダーだった。趣味が合わなくても、貰ったからには付けなければ失礼な気がして、学生時代の私の鞄には百鬼夜行がぶら下がっていた。違和感があっても時間が経てば愛着が沸くと信じていた。私は、高校…
小学6年の担任は、毎朝必ず出席番号順に呼名をしていた。学校の出席番号順は誕生日順で、私は大体最後のほうだった。自分が呼ばれるまで、名前を追っていく。半年も経つと、クラス全員の名前と順番を覚えていた。人の誕生日だけは、よく覚えていた。 高校で…
「あなたはパラディンなの」網の上のカルビをひっくり返しながら、女は言った。私は黙って話の続きを待つ。「パラディンはみんなの盾になって攻撃から守るの。元は武闘家だから、戦士みたいに武器は持たないの。そうして傷ついたら、自分の周りに壁をつくっ…
夏は海とプールの季節。小麦色の肌ではしゃぐ若者たちは、全身で夏を満喫しているなと思う。それを横目に、私は日焼け止めを全身に塗りたくる。色白で、日焼けすると黒くならずに赤くなる。 部屋の引き出しにはTシャツがそれなりにあるが、殆ど白いシャツで…
中学では、理科を教えていた。社会人採用枠の試験は、論文と面接だけだった。本採用ではなく臨時採用だった。臨時採用は本採用の配属が決まったあと、空いた枠に配属される。そのため配属の決定が遅い。そもそも決まる保証もない。 声がかかったのは、桜が咲…
違うんだよなぁ。煙を吸う。 私が書きたいことって、こういうことなのかな。最近の文章は気取ったエッセイみたいで、なんだか気恥ずかしい。もっとこう、頭からっぽにして笑えるものを書きたい。煙を吐く。 ふと思い立ってChatGPTにこれまでのブログ記事を読…